
ジャマイカ ブルーマウンテン
「コーヒーの王様」が愛される、なめらかな甘みと上品な酸のバランス
「コーヒーの王様」と称されるジャマイカ・ブルーマウンテン。標高910m以上の認定地域だけで栽培され、突出した個性より完璧なバランスを追求した、なめらかな甘み・繊細な酸・ほのかなチョコレートが溶け合う一杯。中でも最高グレード「No.1」は欠点豆ゼロの大粒豆だけを厳選した孤高の存在です
産地情報
| 産地 | ジャマイカ・ブルーマウンテン地区(標高910m以上の認定地域) |
|---|---|
| 品種 | ティピカ種 |
| 標高 | 910〜1,700m |
| 味わい | なめらかな甘み・チョコレート・オレンジピール・ほのかなミント・シルキーボディ |
品種情報
品種:ティピカ種(Typica)
アラビカ種の原種に最も近いとされる品種。エチオピアからイエメンを経由して世界に広がった。ブルーマウンテンのティピカは200年以上この地で栽培され続け、土地の個性を深く刻んでいる
- アラビカ最古の品種系統
- クリーンで上品な酸味
- 収量少ないが風味の品質が高い
- 日本への輸出量が生産の約80%
ジャマイカ・ブルーマウンテンとは
ジャマイカ東部・ブルーマウンテン山脈の標高910m(3,000フィート)以上の認定地域でのみ栽培が許可された、厳格な原産地呼称管理のコーヒーです。 「コーヒーの王様」と称されるその味わいは、突出した個性よりもなめらかな甘みと上品な酸味の完璧なバランスにあります。 生産量が極めて少なく、収穫の約80%が日本へ輸出されているため、「日本人が守ってきたコーヒー」とも言われています。
中でも最高グレードがブルーマウンテン No.1です。スクリーンサイズ17/18以上の大粒豆のみを厳選し、欠点豆ゼロの完璧な選別を経て出荷される、バランスの極みといえる等級です。
同じティピカ系の系譜を持つカリブ海の産地としては、18世紀に世界最大の輸出国だったハイチ ブルーパイン、ナツメグの木陰で育つグレナダ グランエタン、マルティニークからの移住者が1765年に開いた農園が伝統を守るセントルシア スフリエールがあり、いずれもブルーマウンテンに近い滑らかさで語られます。
代表的な農園
代表的な農園
- ウォーレンフォード農園Wallenford Estate🏆 最大手・政府認定
1765年設立のジャマイカ最古の農園のひとつ。ジャマイカ政府も出資した最大規模の生産者。日本の丸紅との長年の取引で知られ、日本市場との関係が深い
- マビスバンク・コーヒーファクトリーMavis Bank Coffee Factory
1923年創業。周辺6,000戸以上の小農家から豆を集める協同組合型の加工場。多様な農家の個性が混ざりあう複雑な風味が魅力
- オールド・タバーンOld Tavern Coffee Estate🏆 希少・最高標高産
最高標高で栽培される小規模農園。年間生産量が非常に少なく、ごく一部のスペシャルティショップにのみ流通。透き通るような酸味と長い余韻が特徴
精製方法
精製方法
ウォッシュド
Washed / Wet Process
豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴
フレーバーチャート
おすすめの焙煎度
おすすめの焙煎度
ミディアム ロースト
ポジショニングマップ
ポジショニングマップ
淹れ方のポイント
- お湯の温度:88〜92℃
- 挽き目:中挽き
- 抽出方法:ペーパードリップ・サイフォンどちらも◎
- 豆の量:12〜14g / 200ml(12g → なめらかで軽やかなマイルドカップ、14g → チョコの甘みとコクがしっかり出る)
📏 基準のエビデンス
- 豆の量:SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準 1:18(200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
- お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
- 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association
参考文献・情報ソース
コーヒーをもっと知る
クリーンな酸味が特徴のウォッシュド。ナチュラル系のフルーティーさと、あなたはどちらがお好みですか?
産地の映像はYouTube Shorts、書き手の考えはnoteでも発信しています
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