東ティモール エルメラ

世界最大級のオーガニック産地が育む、雲霧の高地の一杯

20世紀初頭にアラビカとロブスタの自然交配で生まれた「ハイブリド・デ・ティモール」発祥の地。エルメラ高地の小農家が栽培するティピカとティモール・ハイブリッドは、オーガニック認証率の高さでも世界屈指です


産地情報

産地 東ティモール・エルメラ県(ラメラウ山周辺)
品種 ティピカ種・ハイブリド・デ・ティモール
標高 1,200〜1,800m
味わい ダークチョコレート・アーシー・スパイス・しっかりしたボディ・穏やかな酸味

品種情報

アラビカ種 Coffea arabica 最高品質

品種:ティピカ種・ハイブリド・デ・ティモール(Hibrido de Timor)

1920年代に東ティモールでアラビカとロブスタが自然交配して生まれた「ハイブリド・デ・ティモール」発祥の地。この品種はサビ病耐性を持ち、世界中の耐病品種(カティモール・サルチモール等)の遺伝的基盤になった。エルメラ県では従来のティピカ種とハイブリド・デ・ティモールが小農家の手で混栽され、シェードツリー下で有機的に栽培されている

  • 1920年代に発見された世界の耐病品種の祖
  • エルメラ県が国全体の生産量の約半分を占める
  • 小農家中心、シェードツリー栽培でオーガニック比率が極めて高い
  • 標高1,200〜1,800mの雲霧高地で育つ

東ティモール・エルメラとは

東ティモール(ティモール・レステ)は、東南アジアの島国でありながら本格的なアラビカコーヒー産地として知られています。 1920年代、植民地時代のティモール島でアラビカ種とロブスタ種が自然に交配し、サビ病耐性を持つハイブリド・デ・ティモールが発見されました。 この品種は後に世界各地のサビ病耐性品種(カティモール・サルチモール等)の遺伝的基盤となり、世界のコーヒー産業を救った歴史を持ちます。

エルメラ県は国全体のコーヒー生産量の約半分を占める最大産地で、ラメラウ山の雲霧に包まれた標高1,200〜1,800mの高地に小農家が点在しています。 化学肥料を使わない伝統的なシェードツリー栽培が中心で、結果として世界有数のオーガニック生産地となっています。


代表的な産地・農協

代表的な農園

  • クーペラティーバ・カフェ・ティモール(CCT) Cooperativa Café Timor (CCT)
    🏆 世界最大級のオーガニック認定協同組合
    📍 東ティモール・エルメラ県/アイナロ県/レキサ地区 ⛰️ 800〜1,600m

    1994年に米国NCBA・USDAの支援を受けて設立された、約2万人の組合員を抱える世界最大級のオーガニックコーヒー協同組合。フェアトレード・オーガニック認証取得。ティピカとハイブリド・デ・ティモールが主体で、6〜10月に収穫される

  • レテフォホ地区 Letefoho Subregion
    📍 東ティモール・エルメラ県レテフォホ ⛰️ 1,300〜1,900m

    エルメラ県の中でも最も標高が高い地区。冷涼な気候と豊富な雨量が高密度の豆を生み出し、明るい酸味とフローラルな香りを伴うスペシャルティロットの産地として注目されている

  • アツァベ地区 Atsabe Village
    📍 東ティモール・エルメラ県アツァベ ⛰️ 1,400〜1,600m

    ハイブリド・デ・ティモールを中心とした栽培で知られる村。土地と気候の条件が揃い、発祥地らしい厚みのあるボディとアーシーな複雑さを持つカップが評価されている


精製方法

精製方法

💧

ウォッシュド

Washed / Wet Process

1
収穫
2
果肉除去
3
水洗い・発酵
4
乾燥
5
脱穀
ボディ
2/5
クリアさ
5/5
発酵感
2/5

豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴


フレーバーチャート

フレーバーチャート

酸味 苦味 甘み コク 香り
酸味
苦味
甘み
コク
香り

おすすめの焙煎度

おすすめの焙煎度

ライト焙煎 深煎り

ミディアム ロースト


ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

苦味 酸味 コク 軽い 東ティモール エルメラ エチオピア イルガチェフェ インドネシア マンデリンG1 ベトナム ロブスタ タンザニア キリマンジャロ ブラジル サントスNo.2

淹れ方のポイント

  • お湯の温度:88〜92℃
  • 挽き目:中粗挽き(ボディの厚みとアーシーな複雑さを引き出す)
  • 抽出方法:ペーパードリップ・フレンチプレスどちらも好相性
  • 豆の量:12〜14g / 200ml(12g → ダークチョコレートとスパイスがクリーンに広がる、14g → 重厚なボディとアーシーな余韻が際立つ)

📏 基準のエビデンス

  • 豆の量:SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準 1:18(200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
  • お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
  • 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association

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