Panama
パナマのコーヒー
ゲイシャ種の故郷。フローラルで高貴な香りが世界を驚かせた
パナマの生産量は年間およそ10万袋(60kg換算)で、1990年代半ばの約20万袋から縮小し、量では世界の主要国に遠く及ばない。産地はコスタリカ国境沿いのチリキ県に集中し、バル火山を挟んでボケテ、ボルカン、レナシミエントに分かれる。標高はおおむね1,000〜1,900mで、バハレケと呼ばれる霧雨と昼夜の寒暖差が緩やかな成熟を促す。2004年にエスメラルダ農園のゲイシャがBest of Panamaで突出した評価を受けて以降、この国はゲイシャの再興地として知られ、パナマスペシャルティコーヒー協会(SCAP)主催のオークションは繰り返し生豆の最高落札価格を更新してきた。カトゥーラやパカマラも栽培されるが、東向き斜面のボケテと火山灰土壌のボルカンでは同じゲイシャでも香りの出方が変わる。
この国の産地記事パナマ ボケテパナマ ボルカンパナマゲイシャの価格高騰を読み解く
銘柄・産地別の記事 (3件)
パナマ ボルカン
バル火山の裏側、ブランド価格に眠らない実力派
同じチリキ州でもゲイシャで名を馳せたボケテとはバル火山を挟んで反対側。カトゥーラ・カトゥアイが主体の火山灰土壌がチョコレートとナッツの落ち着いた甘みを生み、知名度の割に手が届く価格帯を保っています
パナマゲイシャはなぜここまで高騰したのか
Best of Panamaオークション30年史——1ポンド21ドルから13,701ドルへ
1996年発足のBest of Panamaオークションが2025年に記録した1kgあたり30,204ドルの落札事例を軸に、価格が高騰し続ける市場構造と歴史的な価格推移を一次資料ベースで整理します
パナマ ボケテ
世界を驚かせた花の女王
2004年のオークションで世界を震撼させた幻の品種。ゲイシャが持つ唯一無二のフローラルな香りを探ります