タイ ブラックアイボリー
象が生む世界最高級コーヒー
タイの象が食べ、消化した豆から作られるブラックアイボリーコーヒー。世界で最も高価なコーヒーのひとつが持つ、驚くべき風味の秘密に迫ります
産地情報
| 産地 | タイ北東部・スリン県(豆の栽培はチェンライ州) |
|---|---|
| 品種 | イエローカトゥーラ種(アラビカ) |
| 標高 | 1,500m |
| 味わい | チョコレート・タマリンド・なめらかなボディ・スパイス・甘い余韻 |
品種情報
アラビカ種 Coffea arabica 最高品質
品種:イエローカトゥーラ種(Yellow Caturra)
チェンライ高地(標高1,500m)で栽培されるイエローカトゥーラ種のアラビカ。ゾウの消化酵素(約15〜30時間)によりタンパク質が分解され、苦みが減少し独特の甘みが生まれる。2018年に生産拠点をゴールデントライアングルからスリン県に移転。使用する豆は完熟したチェリーのみに限定
- ゾウが完熟豆のみを選んで食べる
- 消化時間約15〜30時間
- タンパク質分解で苦み激減
- 収益の一部がゾウ保護活動へ還元
ブラックアイボリーとは
2012年にカナダ人ブレーク・ディナーが開発した、タイのアジアゾウの消化酵素を利用したコーヒー。 収益の一部が象の保護活動に還元される倫理的な仕組みが、コピ・ルアックとの大きな違いです。
代表的な生産者・農園
代表的な農園
- ブラックアイボリー・コーヒー・カンパニー Black Ivory Coffee Company Ltd.🏆 世界最高値コーヒーのひとつ・100g約6万円
世界唯一のエレファントコーヒー生産者。2018年にゴールデントライアングルからスリン県に移転し、より多くの象が精製に携わる体制を整えた。年間生産量は約150kgと極めて少なく、主に5つ星ホテルのみに供給
- アナンタラ・ゴールデントライアングル・リゾート Anantara Golden Triangle Elephant Camp
象の保護施設を兼ねたリゾート。ここで飼育される象が豆の精製に参加。宿泊客はブラックアイボリーの試飲体験が可能。売上の8%が象の医療費・飼料に充当される
精製方法
精製方法
ナチュラル
Natural / Dry Process
1
収穫 → 2
そのまま乾燥 → 3
(長期間) → 4
脱穀 ボディ 4/5
クリアさ 2/5
発酵感 5/5
フルーティーで甘みが強い。ベリー系の発酵感とワインのような複雑さ
フレーバーチャート
フレーバーチャート
酸味
苦味
甘み
コク
香り
おすすめの焙煎度
おすすめの焙煎度
ライト焙煎 深煎り
ミディアム ロースト
ポジショニングマップ
ポジショニングマップ
淹れ方のポイント
- お湯の温度:88〜92℃
- 挽き目:中挽き
- 抽出方法:フレンチプレス推奨
- 豆の量:12〜14g / 200ml(12g → なめらかな甘みとスパイスが柔らかく広がる、14g → チョコとタマリンドの濃厚な余韻が長い)
📏 基準のエビデンス
- 豆の量:SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準 1:18(200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
- お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
- 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association
参考文献・情報ソース
コメント
コメントを書く