ニューカレドニア ヴォー

南太平洋の島が生んだ低カフェインの幻

南太平洋ニューカレドニアの北部州で育つブルボンポワントゥ(ルロワ種)のコーヒーです。1860年にマリスト会修道士が持ち込んだレユニオン由来の希少品種が、柑橘とフローラルの繊細なカップを生み出します


産地情報

産地ニューカレドニア・北部州(西海岸ヴォー〜ポウェンブー一帯)
品種ブルボンポワントゥ(ルロワ/ローリナ種)・ブルボン・ジョーヌ・ファリーノ・ブルー
標高低〜中標高(西海岸の丘陵地)
味わい柑橘・マンダリン・白い花・ハーブ・繊細でクリーンな甘み

品種情報

アラビカ種Coffea arabica最高品質

品種:ブルボンポワントゥ(Leroy / Laurina)

1860年にマリスト会修道士がレユニオン島から持ち込んだアラビカ種ブルボンポワントゥが、ニューカレドニアでルロワ(Le Roy)種と呼ばれた。1862年には農学者アドルフ・ブートンが約60,000本の苗木を導入し、ブルボンポワントゥとティピカが定着した。1910年のサビ病流行ではジャワからロブスタが導入され、現在は北部州で180人ほどの生産者がブルボンポワントゥ・ブルボンジョーヌ・ファリーノブルー・ロブスタを栽培する。ルロワ種は通常のアラビカの半分程度のカフェイン量で知られ、シラク元仏大統領にも愛飲されたことから「ル・プレジダン」の愛称を持つ

  • 1860年にマリスト会がレユニオンから持ち込んだ歴史
  • 通常のアラビカ種の約半分という低カフェイン含有量
  • 尖った形の小粒豆と樹高の低い独特の樹形
  • 北部州の約180人の生産者が伝統を継承

ニューカレドニア・ブルボンポワントゥとは

南太平洋に浮かぶフランス領ニューカレドニアのコーヒー史は1860年にさかのぼります。マリスト会修道士がレユニオン島からアラビカ種ブルボンポワントゥを持ち込んだのが始まりで、1862年には農学者アドルフ・ブートンが約60,000本の苗木を導入し産業化の基礎を築きました。

現地でルロワ(Le Roy)種と呼ばれるこの品種は、ローリナ(Laurina)の名でも知られるブルボンの自然変異種です。 樹高が低く、葉も豆も尖った形をしており、最大の特徴は通常のアラビカの半分程度しかない低いカフェイン含有量です。フランスのシラク元大統領が愛したことから「ル・プレジダン(大統領)」の愛称で呼ばれるようになりました。

1910年のサビ病でジャワからロブスタが導入された経緯もあり、現在は北部州を中心に約180人の生産者がブルボンポワントゥ・ブルボンジョーヌ・ファリーノブルーといったアラビカ品種とロブスタを栽培しています。 柑橘とマンダリン、そして白い花のような繊細なアロマが、低カフェインらしいやさしい甘みと一体化するのがニューカレドニア・ブルボンポワントゥの大きな魅力です。


代表的な農園・産地

代表的な農園

  • ドメーヌ・デュ・クアンジDomaine du Kouandji
    🏆 シラク元仏大統領が愛飲した「ル・プレジダン」の産地
    📍 ニューカレドニア・南部州(ヌメア南東約25km、クアンジ山麓)⛰️ 低〜中標高

    ニューカレドニア・コーヒー復興の代表的な農園。ブルボンポワントゥ(ルロワ種)を手摘み・天日乾燥のナチュラル精製で仕上げる。フランスの食卓・パリの専門店にも届くプレミアム銘柄

  • ル・ドメーヌ・イダ=マルクLe Domaine Ida-Marc
    📍 ニューカレドニア⛰️ 低〜中標高

    ブルボンポワントゥ(ルロワ種)を栽培する小規模農園のひとつ。シングルエステートで丁寧な精製を行い、欧州・英国のスペシャルティ市場に流通

  • ヴォー〜ポウェンブー一帯(北部州)Voh / Pouembout area, Northern Province
    📍 ニューカレドニア・北部州西海岸⛰️ 低〜中標高

    20世紀初頭にコーヒー栽培が栄えた西海岸の歴史的産地。ヴォーの中心部にはコーヒー・エコミュージアムが置かれ、北部州の小規模生産者がブルボンポワントゥ・ロブスタを継承する


精製方法

精製方法

☀️

ナチュラル

Natural / Dry Process

1
収穫
2
そのまま乾燥
3
(長期間)
4
脱穀
ボディ
4/5
クリアさ
2/5
発酵感
5/5

フルーティーで甘みが強い。ベリー系の発酵感とワインのような複雑さ


フレーバーチャート

フレーバーチャート

酸味苦味甘みコク香り
酸味
苦味
甘み
コク
香り

おすすめの焙煎度

おすすめの焙煎度

ライト焙煎深煎り

ミディアム ロースト


ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

苦味酸味コク軽いニューカレドニア ヴォーエチオピア イルガチェフェインドネシア マンデリンG1ベトナム ロブスタタンザニア キリマンジャロブラジル サントスNo.2

淹れ方のポイント

  • お湯の温度:88〜92℃(低めで繊細なフローラル感を引き出す)
  • 挽き目:中細挽き
  • 抽出方法:ペーパードリップ推奨(クリーンなカップとマンダリン香を活かす)
  • 豆の量:11〜13g / 200ml(11g → 柑橘と白い花のアロマがふわりと広がる、13g → マンダリンとハーブの甘い余韻がしっかり残る)

📏 基準のエビデンス

  • 豆の量:SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準 1:18(200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
  • お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
  • 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association

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