カスティージョ(Castillo)
カスティージョ
カスティージョは、コロンビアのコーヒー研究機関セニカフェ(Cenicafé)が開発し、2005年5月に公開した、さび病への耐性を持つアラビカの品種です。セニカフェの技術報によると、親系統はカトゥーラとティモール・ハイブリッド1343の交配で、セニカフェはカスティージョをさび病に耐性を持つ新品種として報告しています。
コロンビアでは、それより前の1982年に別の品種「コロンビア種」が公開されており、カスティージョとは区別されます。セニカフェのさび病抵抗性の育種計画は1968年に始まっていますが、これは計画全体の開始年で、カスティージョ自体の育種が始まった年ではありません。交配後の選抜の方法、名前の由来、国内での作付けの割合は、一次資料では確認できていません。豆を選ぶときは、ナリーニョ県など産地名まで明記されたロットを選ぶと、栽培地の情報をたどりやすくなります。
訂正(2026-10-14): カスティージョについて「1968年から」の品種改良、「カトゥーラへ戻し交配」、名前が「開発責任者ハイメ・カスティージョ・サパタに由来」、「地域ごとに調整された系統群」「コロンビア国内作付けの約4割」と記載していましたが、1968年はセニカフェのさび病抵抗性の育種計画全体が始まった年で、カスティージョ自体の開始年とは言えず、そのほかの記述も一次資料で確認できなかったため改めました。セニカフェの技術報で確認できる、親系統がカトゥーラとティモール・ハイブリッド1343であること、2005年5月の公開に改めました(コロンビア ナリーニョ、コロンビア キンディオの記事の訂正に合わせました)。あわせて、一次資料で確認できない「カトゥーラ譲りのクリーンな甘み」、標高1600m以上という目安の記述を外しました。
コロンビア キンディオ
世界遺産のコーヒー文化的景観、蝋ヤシの谷が育む甘い一杯
観光の顔として知られるコロンビア・キンディオ県。FNCによれば2022年の栽培面積は約1.86万ha、農家数は5,101。標高1,200〜1,800mの火山土壌でカスティージョ種を中心に栽培し、果実の酸とダークチョコレートの余韻が続くウォッシュドが持ち味
コロンビア カウカ
先住民・アフロ系農家が守る南西コロンビアの原産地呼称コーヒー
34市町村・9.3万を超えるコーヒー農家の家族が9.45万haで栽培する、コロンビア国内生産第4位の産地。2011年に原産地呼称を取得し、認定基準では高い酸とキャラメル化した香りが特徴とされるウォッシュド
コロンビア ナリーニョのコーヒー|標高1,300〜2,300m・原産地呼称の産地
赤道直下の火山高地に広がる南コロンビアの産地
ナリーニョはコロンビア最南西部、エクアドルとの国境に接する県のコーヒー産地です。2011年に保護された原産地呼称「カフェ・デ・ナリーニョ」は、標高1,300〜2,300mを産地としています。火山灰の土壌、主な品種のカスティージョ、主流のウォッシュド精製、小農家の生産者協会を紹介します
コロンビア ウイラ&ナリーニョ|コーヒーの味の特徴と産地
アンデス高地で育つ、果実味と甘みの傑作
コロンビアコーヒーの味は、明るい酸味とキャラメルの甘み。世界第3位の生産国のなかで、南部アンデス山脈の高地にあるウイラ(フイラ)州とナリーニョ州は、近年のスペシャルティの中心地です
参考文献・情報ソース