セレクション9(Selection 9)
セレクション9
セレクション9(Sln.9)は、インドのアラビカの品種です。インド・コーヒー委員会(Coffee Board of India)の公式ページは、タファリケラ(Tafarikela)とハイブリッド・ティモールの交配に由来する品種とし、2002年にFine Cup Awardを受けたと記載しています。育種の原記録と交配の年、耐病性の程度、インド国内の栽培面積や、ほかの品種(S795など)との比率は、一次資料で確認できていません。
当サイトでは、インド チクマガルルとインド アラクバレーの記事でこの品種を取り上げています。豆を選ぶときは、品種名に加えて、産地(州・県や農園)と精製方法が書かれたロットを選ぶと、品種による違いと産地による違いを分けて味わいやすくなります。
訂正(2026-10-14): 「インド・中央コーヒー研究所(CCRI)が、風味に定評あるエチオピア系在来種『タファリケラ』とさび病耐性を持つハイブリッド・ティモールを交配して育成した」「耐病性と乾燥への強さ」「2002年のコーヒー局カッピング競技会でアラビカ最優秀賞」と記載していましたが、育成機関と、耐病性・乾燥への強さは一次資料で確認できなかったため外しました。親の組み合わせ(タファリケラとハイブリッド・ティモールの交配)と2002年の受賞は、インド・コーヒー委員会の公式ページで確認できる範囲で示しました。あわせて、一次資料で確認できない「樹形は高く枝が垂れ下がり、葉は濃い銅色」「インド産で標高の高いウォッシュトロットを選ぶと、繊細な酸と甘みを確認しやすい」の記述を外しました。
インド アラクバレー
東ガーツ山脈の丘陵で部族農家が育てる、GI登録のアラビカ
アンドラ・プラデシュ州アラク渓谷のアラビカは、2019年に地理的表示(GI)「アラクバレー・アラビカ」として登録された NGOナーンディ財団の支援を起点に部族農家の協同組合が生産を担い、ブランド「アラクコーヒー」として輸出されている
インド チクマガルル
バーバブーダンの7粒の伝承が残る、インドコーヒー発祥の地
17世紀にスーフィー聖者バーバブーダンがイエメンから持ち帰った7粒の種から始まったと伝わるインドコーヒー発祥地チクマガルル。標高700〜1,200mのマルナード高地で栽培されるアラビカの品種(S.795、カーヴェリ、セレクション9)と、インド・コーヒー委員会の資料を紹介します