カメルーン バメンダ高地

バメンダ高地が育てるカメルーン独自のJava種アラビカ

カメルーン北西州バメンダ高地生まれのJava種アラビカ。エチオピア由来のアビシニアン系統から20年かけて選抜された地場品種が、サビ病耐性を保ちながらチョコレートとフルーツの個性的な風味を発揮


産地情報

産地カメルーン・北西州バメンダ高地(ボヨ/オク地区)
品種ジャワ(Java、アビシニアン由来のアラビカ)/ジャマイカ/ティピカ
標高約1,400〜1,800m
味わい柑橘・ストーンフルーツ・カカオ・ブラウンシュガー・クリーンでマイルドな酸味

品種情報

アラビカ種Coffea arabica最高品質

品種:ジャワ(Java)

エチオピアのアビシニアン系統に由来するアラビカ種。19世紀にオランダがエチオピアからジャワ島へ持ち込み、20世紀半ばにフランスのヴィルモラン社経由でカメルーンへ導入された。育種家ピエール・ブハルモン氏がCBD(コーヒーベリー病)耐性に着目し、約20年の選抜を経て1980年頃にカメルーンで品種としてリリース。サビ病・CBD耐性と高いカップクオリティを併せ持ち、現在はカメルーンを代表する地場アラビカ品種

  • エチオピア・アビシニアン系統由来のアラビカ
  • サビ病・CBD(コーヒーベリー病)に強い耐性
  • カメルーンで約20年かけて選抜・1980年頃リリース
  • クリーンで甘さのあるカップクオリティ

カメルーン・バメンダ高地コーヒーとは

中部アフリカのカメルーンは1884年のドイツ植民地時代にコーヒー栽培が始まった、西アフリカの隠れたコーヒー産地です。FAO統計によれば2013年の生産量は約41,800トン、ピークは1990年の約156,000トンで当時は世界12位の生産国でした。現在はロブスタが約7割、アラビカが約3割という構成で、アラビカは主に西部高地(西州・北西州)で栽培されます。

中でも北西州のバメンダ高地(Bamenda Highlands)は、標高約1,400〜1,800mの冷涼な気候と火山性土壌に恵まれた、カメルーンを代表するアラビカ産地です。ボヨ(Boyo)・オク(Oku)・サンタ(Santa)といった山あいの集落で、小規模農家が伝統的なシェードグロウン栽培を続けています。

最大の特徴はカメルーン独自の地場品種「ジャワ(Java)」の存在です。エチオピアのアビシニアン系統がジャワ島を経由してカメルーンに渡り、育種家ピエール・ブハルモン氏が約20年かけて選抜、1980年頃にリリースされました。サビ病とコーヒーベリー病に強く、クリーンで甘い風味を持つため、カメルーン復興期のスペシャルティ市場で再評価が進んでいます。


代表的な農協・産地

代表的な農園

  • 北西協同組合連合会(NWCA)North West Cooperative Association Ltd.
    🏆 カメルーン最大級のコーヒー協同組合
    📍 カメルーン・北西州(バメンダ・オク・ボヨ等)⛰️ 約1,400〜1,800m

    1978年設立、北西州を中心に約3万5,000人の小規模農家が参加するアラビカ・ロブスタの一大協同組合。Java種を中心としたアラビカを集荷・精製し、欧州・北米のスペシャルティ市場へ輸出。10月〜2月が主収穫期

  • ボヨ高地(バメンダ近郊)Boyo Hills, near Bamenda
    📍 カメルーン・北西州ボヨ県⛰️ 約1,500m前後

    バメンダ西方の山岳地帯。カメルーン産アラビカの多くがこの地域から出荷され、Java種を主体としたウォッシュド精製で、柑橘とカカオの甘さを併せ持つカップに仕上がる

  • マウント・オク産地Mount Oku Coffee Region
    📍 カメルーン・北西州オク(カメルーン火山列)⛰️ 約1,600〜1,800m

    休火山マウント・オクの斜面で栽培されるアラビカ。標高が高く昼夜の寒暖差が大きいため、酸味の質と複雑さに優れる。米国Moka Originsなど海外のスペシャルティロースターも継続的に取り扱う


精製方法

精製方法

💧

ウォッシュド

Washed / Wet Process

1
収穫
2
果肉除去
3
水洗い・発酵
4
乾燥
5
脱穀
ボディ
2/5
クリアさ
5/5
発酵感
2/5

豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴


フレーバーチャート

フレーバーチャート

酸味苦味甘みコク香り
酸味
苦味
甘み
コク
香り

おすすめの焙煎度

おすすめの焙煎度

ライト焙煎深煎り

ミディアム ロースト


ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

苦味酸味コク軽いカメルーン バメンダ高地エチオピア イルガチェフェインドネシア マンデリンG1ベトナム ロブスタタンザニア キリマンジャロブラジル サントスNo.2

淹れ方のポイント

  • お湯の温度:88〜92℃
  • 挽き目:中挽き〜中細挽き
  • 抽出方法:ペーパードリップ/フレンチプレス(カカオの甘さとクリーンな酸味を両立)
  • 豆の量:11〜13g / 200ml(11g → 柑橘とブラウンシュガーの軽やかな甘さ、13g → カカオとストーンフルーツのコクが前に出る)

📏 基準のエビデンス

  • 豆の量:SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準 1:18(200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
  • お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
  • 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association

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