ニカラグア ヌエバセゴビア

ホンジュラス国境の山岳地帯、COE常連の最高標高帯

ニカラグア最北、ディピルト・ハラパ山系に広がるヌエバセゴビア県はニカラグア国内で最も標高の高いコーヒー産地です。カップ・オブ・エクセレンス常連のフィンカ・ブエノスアイレスや、2018年に原産地呼称を取得したカフェ・ディピルトなど、明るい酸とシトラス感が際立つ高地コーヒーが揃います


産地情報

産地ニカラグア・ヌエバセゴビア県/ディピルト-ハラパ山系(ホンジュラス国境)
品種カトゥーラ種・カトゥアイ種・カティモール種・マラゴジッペ種・マラカトゥーラ種
標高1,150〜1,800m
味わいシトラス・レッドフルーツ・フローラル・チョコレート、明るい酸とミディアムボディ

品種情報

アラビカ種Coffea arabica最高品質

品種:カトゥーラ種・カトゥアイ種・マラカトゥーラ種

ヌエバセゴビアではカトゥーラ・カトゥアイに加え、大粒のマラゴジッペ種や、マラゴジッペとカトゥーラを交配した「マラカトゥーラ種」も栽培される。マラカトゥーラはニカラグアの生産者バイロン・コラレスが自身の農園で選抜・確立した品種で、パカマラ(マラゴジッペ×パカス)と並ぶ大粒交配種として知られる。ディピルト・ハラパの山岳地帯は国内最高標高帯にあり、ゆっくりとした成熟が明るい酸とシトラスのニュアンスを育む

  • ニカラグア国内で最も標高の高い産地帯
  • カップ・オブ・エクセレンスの常連産地
  • 2018年「カフェ・ディピルト」原産地呼称取得
  • ホンジュラスと国境を接するディピルト・ハラパ山系

ヌエバセゴビアコーヒーとは

ヌエバセゴビア県はニカラグア最北、ホンジュラスと国境を接するディピルト-ハラパ山系に位置する産地です。同じニカラグアでもヒノテガ・マタガルパより北にあり、標高1,150〜1,800mと国内で最も高い標高帯にコーヒー農園が広がります。

冷涼な高地の気候はコーヒーチェリーの成熟をゆっくり進め、シトラスやレッドフルーツを思わせる明るい酸味と、フローラルな香りを豆に蓄えます。この際立った酸の明瞭さから、ヌエバセゴビア産のロットは**カップ・オブ・エクセレンス(COE)**で毎年のように上位入賞する常連産地として知られています。

産地の中心であるディピルト町は、2018年に「カフェ・ディピルト」として原産地呼称(Denominación de Origen)を取得しました。これはニカラグアの特定産地コーヒーとしては数少ない法的な産地認証で、栽培地・伝統的な栽培方法・品質基準を満たしたロットのみが名乗ることができます。

姉妹記事として、ヒノテガ・マタガルパを中心に紹介したニカラグア ヒノテガもご覧ください。同じ国でも産地の標高帯と地質の違いが、酸の明瞭さとボディのバランスに異なる個性を生み出しています。


代表的な産地・農園

代表的な農園

  • フィンカ・ロス・ピノス(ペラルタ家)Finca Los Pinos (Familia Peralta)
    🏆 Nicaragua COE 上位入賞歴多数
    📍 ニカラグア・ヌエバセゴビア県ディピルト-ハラパ山系⛰️ 1,150〜1,600m

    20世紀初頭からペラルタ家が代々経営する家族農園。カップ・オブ・エクセレンスで継続的に上位入賞するヌエバセゴビアの代表的な生産者のひとつ

  • フィンカ・ブエノスアイレスFinca Buenos Aires
    🏆 Nicaragua COE 2021 89.96点
    📍 ニカラグア・ヌエバセゴビア県ディピルト⛰️ 1,400〜1,700m

    マラカトゥーラ・マラゴジッペ・ハバ種などの希少品種を手がける農園。2021年のカップ・オブ・エクセレンスで89.96点を獲得し国際オークションに出品された

  • カフェトス・デ・セゴビアCafetos de Segovia
    📍 ニカラグア・ヌエバセゴビア県(ハラパ/サンフェルナンド/ディピルト他)⛰️ 1,200〜1,700m

    2015年にアルビル・ソトマヨール姉妹が設立した輸出組織。ハラパのラ・カスカダ農園など5つの農園までトレーサビリティを確保し、透明性の高い取引モデルを展開


精製方法

精製方法

💧

ウォッシュド

Washed / Wet Process

1
収穫
2
果肉除去
3
水洗い・発酵
4
乾燥
5
脱穀
ボディ
2/5
クリアさ
5/5
発酵感
2/5

豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴


フレーバーチャート

フレーバーチャート

酸味苦味甘みコク香り
酸味
苦味
甘み
コク
香り

おすすめの焙煎度

おすすめの焙煎度

ライト焙煎深煎り

シナモン ロースト


ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

苦味酸味コク軽いニカラグア ヌエバセゴビアニカラグア ヒノテガエチオピア イルガチェフェインドネシア マンデリンG1ベトナム ロブスタブラジル サントスNo.2

淹れ方のポイント

  • お湯の温度:88〜92℃(明るい酸とシトラスのニュアンスを引き出す)
  • 挽き目:中細挽き
  • 抽出方法:ペーパードリップ推奨。浅め〜中煎りでレッドフルーツとフローラルさが際立つ
  • 豆の量:11〜13g / 200ml(11g → シトラスとフローラルの軽やかな酸、13g → チョコレートの甘みとボディが増す)

📏 基準のエビデンス

  • 豆の量:SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準 1:18(200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
  • お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
  • 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association

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