ブルーマウンテン(ジャマイカ系統)
ブルーマウンテン
ブルーマウンテンは、ジャマイカ東部のブルーマウンテン山系で栽培されるコーヒーの呼び名で、この品種ページではその系統を指します。業界団体の案内(Blue Mountain Coffee Jamaica)によると、産地は山系の指定された4つの教区に限られ、栽培面積は約6,000ha、標高の上限は1,800mとされます。同じ案内では、輸出の65〜80%が日本向けです。最高等級のNo.1は、同じ団体の規格ではスクリーン17以上、欠点豆は最大2%と定められています。名称の使用を定めるジャマイカの法令上の基準は、一次資料で確認できていません。
世界コーヒー研究機関(World Coffee Research、WCR)によると、ティピカは1723年にパリからマルティニークへ苗木が送られ、1730年に英国人がマルティニークからジャマイカへ運びました。ジャマイカに入った木がその後どのように選抜されたかは確認できていません。パプアニューギニア・コーヒー産業公社(CIC)のハンドブックによると、パプアニューギニアには1920年代後半、ジャマイカ・ブルーマウンテンの系統がワウで導入されています。豆を選ぶときは、等級(No.1など)と農園や教区の名前が書かれたロットを選ぶと、規格と産地をたどりやすくなります。
訂正(2026-10-14): 「1728年、ジャマイカ総督サー・ニコラス・ロウズがマルティニークからティピカの苗を持ち込んだ」と記載していましたが、World Coffee Researchの資料では1730年に英国人がマルティニークからジャマイカへ運んだとされており、1728年と人物名は一次資料で確認できなかったため改めました。「標高900〜1700m(3000〜5500フィート)」と記載していましたが、業界団体の案内(Blue Mountain Coffee Jamaica)では標高の上限は1,800mのため改めました(コーヒー価格ガイドの記事の2026-09-29の訂正に合わせた)。あわせて、一次資料で確認できない「JACRA(旧コーヒー産業局)の認証を受けたものだけがこの名称を名乗れる」「マイルドな甘さとナッツ系のコク」「JACRA認証マークと産地証明のあるロットを選ぶと、ブレンド品や偽装品と区別できる」の記述を外しました(法令上の基準は、ジャマイカ ブルーマウンテンの記事の2026-09-28の訂正で未確認としています)。
パプアニューギニア シグリ
南国の高地が育むブルーマウンテンの末裔
ジャマイカ・ブルーマウンテンの種から始まったパプアニューギニアのコーヒー。シグリ農園のティピカ種は、トロピカルフルーツの華やかさとシルキーなボディが融合した独特の表情を持ちます
ジャマイカ ブルーマウンテン コーヒー|味・産地・No.1の基準
ブルーマウンテン山脈の標高910m以上で育つティピカの産地と等級
ジャマイカ ブルーマウンテン コーヒーはどんな味か。ブルーマウンテン山脈の標高910m以上の地域で育つティピカ種で、産地と味わいの目安を整理します。最高グレード「No.1」は、ブランドの規格ではスクリーン17以上・欠点豆2%以内の大粒豆です
参考文献・情報ソース