ホンジュラス コパン

グアテマラ国境の陰樹栽培が生むチョコレートと柑橘の調和

ホンジュラス西部コパン県、標高1,000〜1,700m。グアテマラ・ウエウエテナンゴと地質を共有する冷涼な高地で、98%が陰樹栽培。カトゥーラ・カトゥアイ・ブルボン・レンピラ種がキャラメルと柑橘の甘い香りを育む


産地情報

産地ホンジュラス・コパン県/コルキン地区/サンペドロ地区
品種カトゥーラ種・カトゥアイ種・ブルボン種・レンピラ種
標高1,000〜1,700m
味わいキャラメル・グレープフルーツ・ミルクチョコレート・ナツメグ

品種情報

アラビカ種Coffea arabica最高品質

品種:カトゥーラ種・カトゥアイ種(赤・黄)・ブルボン種・レンピラ種

コパンではカトゥーラ、カトゥアイ(赤・黄)、ブルボンに加え、ホンジュラス国立コーヒー研究所(IHCAFE)が育成したさび病耐性品種レンピラも広く栽培される。セラケ山(ホンジュラス最高峰)周辺の火山性土壌と冷涼な気候が、ゆっくりとした果実の成熟を促す

  • 国内で最も冷涼な産地の一つ(最低気温11.5℃)
  • 98%が陰樹栽培(シェードグロウン)
  • グアテマラ国境沿いで同様の火山性地質を持つ
  • IHCAFE公式6産地ブランドの一つ

コパンコーヒーとは

コパンはホンジュラス西部、グアテマラ国境に接する県で、隣国の名産地ウエウエテナンゴと地質・気候条件を共有する。IHCAFE(ホンジュラス国立コーヒー研究所)が定めるブランド化された6産地(コパン・オパラカ・モンテシージョス・コマヤグア・エル・パライソ・アガルタ)の一つで、国内でも屈指の冷涼な気候が特徴。標高1,000〜1,700mの丘陵地で、コーヒーの98%が陰樹栽培されており、ゆっくりとした果実成熟がキャラメルと柑橘系の甘い香りを生む。

姉妹記事のホンジュラス マルカラでは原産地呼称第1号のモンテシージョス地区を紹介しているが、コパンはより冷涼な気候と陰樹栽培率の高さで異なる個性を持つ。


代表的な農園・協同組合

代表的な農園

  • コカフカル協同組合(ラス・カプカス)COCAFCAL (Cooperativa Cafetalera Capucas Limitada)
    📍 ホンジュラス・コパン県コルキン/サンペドロ地区⛰️ 1,200〜1,700m

    1999年設立、セラケ山周辺12コミュニティ(サンペドロ・コルキン地区)の小農家950名以上が加盟する協同組合。カトゥーラ・カトゥアイ・ブルボン・IHCAFE90・レンピラ・パライネマ等を栽培。クリーンでチョコレート感のあるカップが特徴

  • コルキン地区Corquín, Copán
    📍 ホンジュラス・コパン県⛰️ 1,000〜1,500m

    ナチュラル精製に取り組む小農家が増加している地区。グレープフルーツのような明るい酸味とキャラメルの甘さが調和するロットが評価されている

  • サンタローサ・デ・コパン周辺農家群Santa Rosa de Copán smallholders
    📍 ホンジュラス・コパン県⛰️ 1,000〜1,400m

    県都周辺の中小規模農家が中心。ナッツ感とミルクチョコレートのバランスが良く、ブレンドのベースとしても使われる


精製方法

精製方法

💧

ウォッシュド

Washed / Wet Process

1
収穫
2
果肉除去
3
水洗い・発酵
4
乾燥
5
脱穀
ボディ
2/5
クリアさ
5/5
発酵感
2/5

豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴


フレーバーチャート

フレーバーチャート

酸味苦味甘みコク香り
酸味
苦味
甘み
コク
香り

おすすめの焙煎度

おすすめの焙煎度

ライト焙煎深煎り

ミディアム ロースト


ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

苦味酸味コク軽いホンジュラス コパンホンジュラス マルカラグアテマラ ウエウエテナンゴエチオピア イルガチェフェインドネシア マンデリンG1ブラジル サントスNo.2

淹れ方のポイント

  • お湯の温度:88〜92℃
  • 挽き目:中挽き
  • 抽出方法:ペーパードリップ推奨
  • 豆の量:11〜13g / 200ml(11g → グレープフルーツの爽やかな酸味、13g → キャラメルとミルクチョコレートのコクを強調)

📏 基準のエビデンス

  • 豆の量:SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準 1:18(200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
  • お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
  • 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association

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