メキシコ ピーベリー
丸豆が凝縮した、チョコとスパイスの深み
メキシコ・オアハカ州プルマ・イダルゴ産の希少なピーベリー(丸豆)。通常の2粒が1粒に凝縮した豆は風味が濃密で、チョコレートとスパイスが絡み合う個性的な一杯を生み出します
産地情報
| 産地 | メキシコ・オアハカ州 プルマ・イダルゴ地区 |
|---|---|
| 品種 | プルマ・イダルゴ種(ティピカ系)/ピーベリー精選 |
| 標高 | 900〜1,500m |
| 味わい | ダークチョコレート・シナモン・ブラウンシュガー・ヘーゼルナッツ |
品種情報
品種:プルマ・イダルゴ種(ティピカ系在来種)
ティピカ種はアラビカ最古の品種系統で、エチオピア原産。プルマ・イダルゴでは火山性土壌とシェードグロウン(日陰栽培)による伝統農法が守られている。ピーベリー(丸豆)とは通常2粒入るコーヒーチェリーに1粒だけ発育した変種で、全収穫量の5〜10%しか生まれない。1粒に2粒分の栄養が凝縮されるため風味が濃密になると言われる
- ティピカ種がプルマ・イダルゴの主力品種
- ピーベリーはコーヒー全体の5〜10%しか生まれない希少品
- 火山性土壌とシェードグロウンで栽培
- オアハカ先住民コミュニティが代々受け継ぐ伝統農法
ピーベリーとは
コーヒーチェリーの中には通常、向き合った2粒の豆が入っています。しかしごく稀に、片方の胚が発育せず1粒だけが球状に育つことがあります。これが**ピーベリー(丸豆)**です。
丸い形状は均一に熱が通りやすく焙煎がしやすい利点があります。また、2粒分の栄養を1粒が取り込むため、フレーバーが凝縮されて濃密になると言われています。
プルマ・イダルゴは、オアハカ州南部の険しい山岳地帯に位置する小村。ここで生産されるコーヒーは19世紀末から輸出されており、メキシココーヒーの中でも最も歴史のある産地のひとつです。
代表的な農園
代表的な農園
- コープ・カフェス・デ・プルマ Cooperativa Cafés de Pluma
サポテカ系先住民の農家が中心の協同組合。シェードグロウン(日陰栽培)とオーガニック農法を守り、ピーベリーを含む高品質ロットを選別出荷する
- フィンカ・ラ・シエラ Finca La Sierra
バナナやグアバの木陰でコーヒーを育てる伝統的農園。ピーベリーを手選別で徹底管理し、小ロットで精製する
精製方法
ウォッシュドが主流。 丸豆の形を生かして均一な乾燥を行い、クリーンながら濃密なフレーバーを引き出す。
精製方法
ウォッシュド
Washed / Wet Process
豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴
フレーバーチャート
フレーバーチャート
おすすめの焙煎度
おすすめの焙煎度
ミディアム ロースト
ポジショニングマップ
ポジショニングマップ
淹れ方のポイント
- お湯の温度:88〜92℃
- 挽き目:中挽き
- 抽出方法:ペーパードリップ・モカポット
- 豆の量:12〜14g / 200ml(やや高めの温度でチョコレート感を引き出す)
📏 基準のエビデンス
- 豆の量:SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準 1:18(200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
- お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
- 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association
参考文献・情報ソース
- Artefact Coffee — Pluma Hidalgo
- EsteLoco — Pluma Hidalgo: The Soul of Oaxacan Coffee
- Craig's Coffee — What Makes Our Mexico Pluma Hidalgo So Special?
- Nordic Roasting — Pluma Hidalgo Oaxaca Mexico
- World Brewers Cup — 手動ドリップ世界選手権 公式ルール(参考レシピ基準)
- Sprudge — 2025 WBrC Champion George Peng Recipe(1:14.7 / 96℃)
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