Thailand
タイのコーヒー
ドイチャン・ドイトンが知られる。甘みとナッツの風味
タイのコーヒーは2023年に生豆で約90万袋(60kg換算)を輸出した。北部はアラビカ、南部はロブスタと地理ではっきり分かれ、アラビカ生産の約9割はチェンマイ、チェンライ、メーホンソンなど標高1,000〜1,600mの北部山地に集まる。南部のチュムポンやスラートターニーは標高200〜600mでロブスタが主体。北部産地の多くは、1970〜80年代にケシ栽培の代替作物としてロイヤルプロジェクトやドイトゥン開発プロジェクトが導入した経緯を持ち、山岳民族の小規模農家が担い手になっている。品種はサビ病に強いカティモールが中心で、ティピカやブルボンも残る。ドイチャンとドイトゥンは同じ北部でも運営主体と精製の設計が異なり、カップの方向性も分かれる。
この国の産地記事タイ ドイチャンタイ ドイトゥンタイ ブラックアイボリー
銘柄・産地別の記事 (3件)
タイ ドイトゥン
アヘン畑を森に変えた王室財団のアラビカ
タイ北部チェンライ県、故シーナカリン王太后が1988年に始めたドイトゥン開発プロジェクトがアヘン畑と荒廃林をアラビカの森へ変えた産地。標高800〜1,200mでカティモール種を主体にウォッシュド精製、柑橘とナッツ、ミルクチョコレートの穏やかなカップでEU・日本のGIにも登録
タイ ドイチャン
アヘン畑から高地アラビカへ、アカ族が築いた協同組合
タイ北部チェンライ県ドイチャン、アヘン代替作物政策のもとアカ族・リス族が育てたアラビカが標高900〜1,600mで62人の農家協同組合による直接輸出モデルへ成長、ダークチョコレートとキャラメル、オレンジ系シトラスが層をなす東南アジア屈指のスペシャルティ産地
タイ ブラックアイボリー|象のコーヒーの味・価格・仕組み
象が生む世界最高級コーヒー
タイのアジアゾウの消化を利用したブラックアイボリーコーヒー。100gで約6万円という世界最高値クラスになる理由、チョコレートとタマリンドの風味、収益が象の保護に還元される仕組みを解説します