カティモール(Catimor)
カティモール
タイ ドイチャン
アヘン畑から高地アラビカへ、アカ族が築いた協同組合
タイ北部チェンライ県ドイチャン、アヘン代替作物政策のもとアカ族・リス族が育てたアラビカが標高900〜1,600mで62人の農家協同組合による直接輸出モデルへ成長、ダークチョコレートとキャラメル、オレンジ系シトラスが層をなす東南アジア屈指のスペシャルティ産地
ペルー プーノ
2010年SCAA世界一、コカ畑から生まれ変わった渓谷
ペルー南東部プーノ県サンディア郡、アンデスと熱帯雨林が接する渓谷。標高1,600〜2,000mでティピカ主体のフルウォッシュド、協同組合セコバサが2010年SCAA世界一「トゥンキ」を産んだ。かつてコカ栽培地だった谷がコーヒーで生まれ変わった希少産地
マラウイ ミスク・ヒルズ
タンザニア国境の最高地——チティパ県が育む、ベリーと透明感のカップ
マラウイ最北端チティパ県、標高1,700〜2,000mのミスク丘陵で栽培されるスペシャルティアラビカ。ニャイカ・ゲイシャ・カティモール129をチシ・ウォッシングステーション等でウォッシュド精製し、ベリーとストーンフルーツの複雑な酸味とフローラルな香りが際立つ最高標高のカップに仕上がる
ベトナム ソンラ
荒れ山の緑化事業から生まれたアラビカ大産地
1994年に貧困対策の緑化事業として始まったベトナム北西部ソンラ省のアラビカ栽培は、約2万haの規模に育ちラムドン省と並ぶ二大産地となった、ビッチャオ協同組合のハニープロセスが欧州・日本市場を切り開いた事例を紹介
ペルー サンマルティン
生産量国内2位、アルト・マヨが生む温和なチョコとナッツ
ペルー北東部サンマルティン州、標高800〜2,000mのアルト・マヨ高地。国内生産シェア20%を占める第2位の産地で、カトゥーラ・ティピカ・カティモール主体のウォッシュド。協同組合アルト・マヨが1,500名超の小規模農家を束ね、チョコレート・ナッツ・キャラメルの温和な甘みを生む
ベトナム ダラット
ロブスタ大国が育てる幻の高地アラビカ
生産量の95%がロブスタというベトナムで、標高1,500m級の高原だけが持つアラビカの顔。カウダットが世界的ロースターに認められた理由を探ります
フィジー ヴィティレブ
南太平洋の火山高地に自生する野生アラビカ種
南太平洋フィジーの火山性高地に自生するアラビカ種を25の村が手摘みで収穫。シガトカ渓谷やナウソリ高地の肥沃な土壌が育むチョコレートとトロピカルフルーツの風味は、太平洋スペシャルティの新たな可能性を示す
マレーシア サバ州
キナバル山麓の霧が育む東南アジア・スペシャルティ・アラビカの最前線
東南アジア最高峰キナバル山(4,095m)の山麓ラナウ高地1,200〜1,500mで育つサバ州産アラビカ。火山性土壌と年中立ちこめる霧がカティモールに熱帯フルーツの甘みとクリーンな余韻を与え、ASEANカッピング大会で2位を獲得した
バヌアトゥ タナ島
活火山の灰が育む南太平洋のオーガニック・スペシャルティ
南太平洋バヌアトゥ諸島のタナ島。活火山ヤスール山の火山灰が堆積した土地で1852年から育まれてきたアラビカ種が、1,000人超の小規模農家とINIKコープの連携によりフェアトレード・オーガニック認証つきのスペシャルティコーヒーとして世界市場へ届けられる
モザンビーク ゴロンゴサ
内戦後の大地で蘇る——世界最希少種ラセモサと、森林再生を担うアラビカが共存する新フロンティア
アフリカ南東部モザンビークのゴロンゴサ国立公園山麓(標高650〜935m)で、Catimor系コスタリカ95がQグレーダースコア82〜83点のウォルナット&レモンカップを生み出します。固有種Coffea racemosaはハーブ・低カフェインで知られる世界屈指の希少種です
ジンバブエ 東部高地
土地改革で消えかけた幻——チピンゲとホンデバレーで再生するワイニーなアフリカン・アラビカ
1990年代に年産1.5万トンを誇りながら土地改革で壊滅したジンバブエのコーヒーが、東部高地チピンゲ〜ホンデバレーの標高1,000〜1,300mで復興中。CatimorとSL系を主体に、ベリー様の明るい酸味とワイン・チョコのノートが重なるウォッシュドが特徴です
ザンビア ノーザン州
ムチンガ山脈の台地が育む——SL28とカティモールが交差する、チョコ&シトラスのクリーンカップ
ザンビア輸出量の97%を担うノーザン州・カサマ〜ムバラの標高1,300〜1,600mで栽培されるアラビカ。SL28とCatimor 129が主体で、ウォッシュド精製が生み出すレモン・ダークチョコ・スパイスのバランスが特徴的なクリーンカップです
マラウイ ムズズ
アフリカの隠れた宝石——ミスク山の高地が育む、繊細なシトラスと花香のアラビカ
北部ミスク丘陵・ヴィフィヤ丘陵の標高1,000〜2,000mで栽培されるマラウイのスペシャルティアラビカ。ゲイシャ・ニャイカ(Catimor 129)・SL28が混在し、ウォッシュド精製でシトラス・カラメル・フローラルが際立つクリーンな1杯に仕上がる
中国 雲南
Yunnan coffeeを数字・歴史・抽出から知る
中国産コーヒーの98%以上を担う雲南省。2024年の生産量15.03万トン、保山GI、精品率31.6%への品質転換を公式資料で解説