India
インドのコーヒー
モンスーン処理のマラバールが有名。スパイシーで独特の風味
インドのコーヒーは2023/24年度で約600万袋(36万トン、インドコーヒー局)。うちロブスタが約72%、アラビカが約28%で、ロブスタ主体の生産国という点がまず個性になる。産地はカルナータカ州が約71%、ケララ州が約20%、タミルナドゥ州が約5%と南部3州に集中する。標高900〜1,500mの畑の多くが在来樹と防風樹の二層の日陰にあり、胡椒やカルダモンとの混植も広く行われる。西ガーツ山脈のチクマガルルやクールグ(コダグ)は伝統的な二大産地、アンドラプラデシュ州のアラクバレーは近年注目される高地産地。港でモンスーンの湿った季節風に生豆を晒すモンスーンド・マラバールは、他国に例のない精製で、酸を抜いた土っぽい厚みが出る。
銘柄・産地別の記事 (4件)
インド アラクバレー
標高900m台の丘陵で部族農家が育てる、世界最大級のバイオダイナミック農園
アンドラ・プラデシュ州アラク渓谷は2019年にGI認証「アラクバレー・アラビカ」を取得した標高900〜1,350mの産地 1999年にNGOナーンディ財団が始めた植樹プロジェクトが1万人規模の部族農家協同組合に育ち、世界最大級のバイオダイナミック認証スペシャルティ農園として輸出されている
インド クールグ
ロブスタ7割超、香辛料と共栽培するインド最大のコーヒー産地
カルナータカ州クールグ(コダグ)県はインド最大のコーヒー産地で栽培面積の7割超をロブスタが占める GI認証「クールグ・アラビカ」のS.795種はカルダモンや胡椒との混作でチョコレートと蜂蜜のような甘みを持つ一杯
インド チクマガルル
バーバブーダンが密輸した7粒から始まったインドコーヒー発祥の地
1670年にスーフィー聖者バーバブーダンがイエメンから持ち帰った7粒の種から始まったとされるインドコーヒー発祥地チクマガルル。標高700〜1,200mのマルナード高地で栽培されるアラビカはS.795主体のウォッシュド精製で、チョコレートとキャラメルの甘み・穏やかな酸・スムーズなボディが特徴です
インド モンスーンマラバール
南西モンスーンの風雨で熟成させるインド独自の精製スペシャルティ
カルナータカ州チクマガルル・クールグを中心に栽培されたアラビカを、南西モンスーン期にマラバール海岸で12〜16週間風雨にさらす独自精製です。豆は2倍近くに膨らみ、酸味が抑えられ、低酸・重厚なボディとスパイス・ダークチョコの風味を持つ一杯になります。GI登録された産地限定の希少なインドコーヒーです