Mexico
メキシコのコーヒー
オアハカ・チアパスが有名。穏やかな酸味とナッツの風味
メキシコの2024/25年度の生産量は約389万袋(60kg換算、USDA FAS Coffee Annual 2024/25)で、南部から中部にかけて広がる14州で栽培される。栽培面積は約70万ヘクタールに達し、生産者の9割は平均2.9ヘクタールの小農が占める。ほぼ全量がシェードグロウンのアラビカで、州別の生産割合はチアパスが31%で最大、ベラクルスが27.8%、プエブラが25%と続く。1989年に国営コーヒー機関INMECAFEが解体されて以降、多くの小農が有機・フェアトレード認証の協同組合へ再編され、輸出志向のスペシャルティ生産へ舵を切った。最大産地チアパスはグアテマラ国境の雲霧林でブルボン・ティピカ主体のバランス型、湾岸のベラクルスはコアテペック周辺でミルクチョコ系の穏やかな甘さ、オアハカのプルマ・イダルゴは丸豆に凝縮したチョコとスパイスの濃密さと、同じ国内でも産地ごとに個性が分かれる。
この国の産地記事メキシコ チアパスメキシコ ベラクルスメキシコ ピーベリー
銘柄・産地別の記事 (3件)
メキシコ ベラクルス
湾岸の古都コアテペック、有機協同組合が磨くアラビカ
メキシコ湾岸のベラクルス州はチアパスに次ぐ国内第2の産地。1808年にラ・オルドゥーニャで栽培が根づき、1989年のINMECAFE解体後は小農が有機協同組合へ再編した。コアテペックの標高1,100〜1,400mでティピカやブルボンを水洗式にし、ミルクチョコとキャラメルの穏やかなカップに仕上がる
メキシコ チアパス
中米最大の雲霧林、エル・トリウンフォが育む協同組合コーヒー
メキシコ南部チアパス州、ユネスコ生物圏保護区エル・トリウンフォの緩衝地帯標高1,200〜1,750mで栽培されるアラビカ。CESMACHとフィンカ・トリウンフォ・ベルデという2つの協同組合が、先住民農家とともにブルボン・ティピカを手摘みし平均カッピング85点超の水洗式コーヒーを生み出す産地です
メキシコ ピーベリー
丸豆が凝縮した、チョコとスパイスの深み
メキシコ・オアハカ州プルマ・イダルゴ産の希少なピーベリー(丸豆)。通常の2粒が1粒に凝縮した豆は風味が濃密で、チョコレートとスパイスが絡み合う個性的な一杯を生み出します